2019.06.29

「近畿食鶏」様、お疲れ様でした!! 

 えんや代表の曽我です。
普段はこの場(ブログ)に書くことは無いのですが、今回は書き留めておきたいと思いました。

えんやをはじめた時から、今まで鶏肉の仕入でお世話になった
「近畿食鶏」さん
本日、2019年6月29日をもって引退されました。


えんやがあるのは、近畿食鶏さんがあったからです。
16年前、私がえんやをオープンさせる為、鶏肉の仕入先を探していました。
大阪市・八尾近隣市内、商店街などのいくつもの鶏肉屋さんに電話をかけ、そして足を運びました。
何十件電話をしたりしたかわかりません。
そんな中、
新参者の私に門戸を開いてくれたのが近畿食鶏さんでした。
電話をした際、「配達は出来んけど、一回見に来たら?」と大将。

八尾からも近かったため直ぐに飛んでいきました。
地域に根差した小さな商店に、笑顔のかわいいお母さんと職人気質の大将でした。

近畿食鶏さんの鶏肉は、私にとって「これぞっ!」というものでした。
店の奥で、大将が鶏を捌くのを見せてもらいました。
大将が、朝3時頃から自ら足を運び、自らの目で鶏を選び、熟練の包丁さばきで捌かれた新鮮な鶏肉は一目で良いものだとわかりました。食べてみると旨味もあり焼鳥にしたら最高だ!と即、取引をお願いしました。
(※私は同級生の家が鶏肉屋(「ひよこ」さん)だったこともあり、えんやをオープンするまで鶏の良し悪しの見分け方、捌き方を勉強させてもらいました。)



あれから16年。

大将はそれより数十年も前から、まな板の前で屈んで毎日毎日鶏を捌いてこられました。
そのため腰もずいぶん曲がってしまい、最近来られていなかった私は、久々に見た大将の姿に尊敬と感謝の思いがあふれ、
目頭が熱くなりました。
お母さん、お姉ちゃんも昔と変わらず私の事を「兄ちゃん、兄ちゃん」と呼んでくれて、うちの嫁にも子供にも良くしてくれました。

たかだか16年で弱音や泣き言なんて言ってられない。
大将の頑張りに比べたらまだまだひよっこです、卵かもですね・・。
僕らは、もっともっと頑張ります!!
大将はこれから、お母さんやお孫さん達とゆっくりして下さいね!!
本当に16年間、
ありがとうございました!!
お疲れ様でした!!!

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